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痛風 コルヒチン
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コルヒチンとは、痛風の発作を抑える薬です。

こんな感じのヤツです。
病院で処方してもらったものとは、パッケージとか少し感じが違いますが。

 

▽↓ コルヒチン(COLCHICINE)0.5mg





ところで、このコルヒチンという薬には変わった(?)性質があります。

痛風発作の予兆のときに飲むと効果絶大で、起こるハズの痛風発作が
発症することなく、未然に防げるという驚異の効果を発揮するのですが、
いったん、痛風発作が起こってしまうと、いくら飲んでも全く効果が無い、
なんの効き目の無い、という、いっぷう 風変わりな薬なのです。
この「痛風の予兆」というのは?

痛風発作が発症する直前、なんとなく、事前に腫れあがりそうな患部に
違和感を感じる・・というか、うずうずした感じ、なんとなく
痛いようなカユイような、当人にしかわからない、微妙な変調を感じることを
痛風の予兆、もしくは痛風の前兆といいます。


さて、このコルヒチン。
飲み方というか、どのように飲めば良いのでしょうか。


昭和の後期〜平成の初めの頃、病院でいただいたコルヒチンの
処方箋には、次のような感じのことが書かれていました。

『1回1錠。2時間おきに、1日6錠まで。下痢が出たら止める』


この「下痢が出たら・・」というのは、
コルヒチンの副作用で胃腸障害、特に「下痢」が多く見られる、
ということを物語っています。



ところが、同じ平成でも、最近のコルヒチンの処方箋は、
以下のように書き換えられていました。

『1回1錠。朝昼晩、毎食後。1日3錠まで』


この20年ほどの間に、処方箋の記述が大きく変わっていますね。

1日6錠でも可、だったのが、1日3錠まで、
と大幅に減らされています。



これは、まあ、普通に考えたら、
コルヒチンが体に与える影響、副作用を考慮したら、
あまり飲むなよ、というふうに変わってきたのでしょうね。


当時の医師の処方箋をバカ正直に信じて、ばんばん
コルヒチンを飲んでいた私の体への影響をどうしてくれるの・・・
とか、そういうことは、ちょっとコッチへ置いておいて。



昔の処方箋が、とにかく、2時間 間隔さえ、あければ良い、
という発想だったのに、近年では、「毎食後」となっています。

これはね。
胃腸障害対策なんですよね。

とにかく、胃がカラッポのときに薬を飲むと、
コルヒチンに限らず、胃がダメージを受けやすいから。

で・・
「毎食後に」ということなんですが、実際は、ね。




そんな悠長な飲み方をしていては

間に 合わない のです。



おそらく、食後のタイミングを待っていて、
コルヒチンを飲まずに様子を見ていたら、あっという間に、
違和感を感じていた患部は腫れあがり、みるみるうちに
ずきずきと痛み出し、本格的な痛風発作が発症してしまうことでしょう。




あっ・・おかしい!



そのとき、なんです。
今なんです。

今、飲まなきゃ、もう、コルヒチンは間に合わないのです。
効果ないんです。



最近の、病院でいただいたコルヒチンの処方箋は、
実践的でない、というか、現実には「使えない」やり方です。

そんな処方箋通り、のんびりした飲み方をしていたら、
あっという間に、手遅れになることでしょう。


おかしい、と思ったら、すぐ飲む。



いや、これは実は痛風発作なんかじゃないんだ。
実は自分でも知らない間に捻挫していたんだ。
覚えは全く無いけど、きっと、この痛みはドコかで足を挫いたんだ。
痛風なんかじゃなくて、気がつかないうちに
どこかで足をぶつけたんだ。


・・・・そう思いたいのは山々ですが、
十中八九、痛風発作です。

痛風じゃない、きっと、痛風(通風 ×)じゃないんだから・・
と思っているうちに、コルヒチンを飲むタイミングを
逃してしまうことになります。

で、手遅れとなる・・というのが、よくあるパターン。



おかしい、と思ったら、すぐに飲む。
これがコルヒチンの飲み方。
(正しいやり方かどうかは、別として)



でも、必ず水と一緒にね。

水無しで、錠剤だけを飲み下すと、コルヒチンに限らずですが、
食道の粘膜を痛める可能性もありますからね。

必ず、水で。


たまにいるのですが、焼酎と一緒に飲んでもいいか、とか。
ビールと一緒に薬を飲んでもいいか、とか。

いろいろな人が世の中にはいますが、
ここは一つ、アルコール飲料は我慢して、水で飲んでください。


本当はね。
この「毎食後」というのは、体のために意義のあることなので、
お腹に何か入れてから飲む方がいいのです。

この際、ヨーグルトでも牛乳でもいいから。

というのは、タンパク質は胃に膜を貼ってくれるので、
多少は胃を守ってくれます。

まだ、痛風発作が発症してなくて(出る寸前?)
キッチンまで歩けるのなら、なにか、とりあえず、
胃に入れてから、コルヒチンを飲む・・というのも、
方法の一つではあります。



でもね。
近年の痛風治療法というか、
病院によっては「コルヒチンの処方は時代遅れだ」
とばかりに、もう処方してくれない病院もあるそうです。

まあ、たしかに、コルヒチンは副作用というか、
体に良くないでしょう。

私も二度と飲みたいとは思いませんしね。


コルヒチンが時代遅れなのかどうかは、私にはわかりませんが、
痛風発作の起こりかけの直前に飲むと、痛風発作の激痛を
封じ込める薬など、この世の中に「コルヒチン以外には、ない」
というのも事実。


考え方によっては、痛風発作が発症しそう・・ということは、
体内に結晶化した尿酸がめいっぱい、蓄積している、ということなので、
それを痛風発作の発熱(患部を触ると熱い!)で溶かそうとするのが、
本来の痛風発作の働きというか、目的です。

それを痛いから、といって、
封じ込めてしまうと、尿酸結晶は溶けることなく、
体内にいつまでも「ある」ということなので、
体に良いわけないのです。


「コルヒチンの処方は時代遅れだ」と考える医師が
おられるのは、そのあたりのことも、理由なのかも。


痛風発作は壮絶な痛みが来るので、
コルヒチンを飲んででも抑え込みたい気持ちもよくわかりますが、
本当は、体のためには、この薬を飲むことは、お勧めできないです。

きつい薬ですしね。




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   『痛風 ねこきち』
  http:// e.gout.tokyo/
 
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