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iPS細胞から腎臓の細胞を移植
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腎臓というのは、体内の内臓の中で非常に重要な臓器です。
 
脳や心臓は別格としても、肝腎(旧字体。現在は、肝心)と呼ばれていたように
肝臓と並んで、体内の臓器のカナメです。

ところがね。
腎臓というのは、肝臓と並んで「沈黙の臓器」と言われていて、
不調になったり機能が低下していても自覚症状が(ほとんど)ない。

悪くなってきていても、なかなか自分では気がつかないのです。

腎臓は体内の濾過(ろか)を担当して、老廃物を排泄します。
尿のことですね。

腎臓の機能が低下する、ということは、
老廃物の排出が滞ることを意味しますので、
尿が出にくくなってきてしまい、尿毒症になってしまいます。


昔は腎臓が悪くなってしまったら、もう死ぬしかなかったのですが、
現在は医療技術が進歩していて、透析治療などもあるので、
死んだりしません。

ですが・・透析治療というのは、患者にとって
大きな負担です。

透析治療を受けている人にとっては、
自分の腎臓が良くなったらなあ・・と思わない日は、
1日もないでしょう。


また、腎臓が1つしかない人も、世の中には
大勢おられるようです。

人間の体というものは、非常に良くできていて、
腎臓が1個しかなかったら、絶望かというと、
そうでもなく、1個しかない腎臓が「これではいけない」
とでも思うのか、およそ1.5倍の働きをするようになるそうです。

目の見えない人が、他の人より聴覚などの五感が敏感になる、
みたいに、足りないものをカバーするようになるそうで。



さて。
現在の医療技術の進化は素晴らしいものがありますが、
それでも「人工腎臓」の作成は不可能だと言われていました。

「人工心臓」はあるのにね。


なんで、人工腎臓はないのか?

腎臓の構造は、あまりにも複雑すぎて、とても
人間が作り出せるものでは ないそうです。
神様のレベル・・ってことでしょうか。


ところが・・
長年、絶対不可能と言われていた人工腎臓も、
山中伸弥先生の、iPS細胞(人工多能性幹細胞)のおかげで、
不可能じゃなくなってきています。

というか、もう絵空事ではなく、臨床研究(?)もはじまっていて、
現実に、ips細胞から糸球体の作成に成功しているそうです。

糸球体ってのは、腎臓の濾過のフィルターのこと。


腎機能低下、腎不全の人は、
腎臓の細胞が機能しなくなっていたりするのですが、
iPS細胞から作製した腎臓の細胞を移植することで、
腎機能を回復させたり、腎機能低下の進行を食い止めたり、
素晴らしい成果があがっています。

ips細胞による、腎臓の再生は、
もう、ホントに、すぐ、そこまで来ているのです。

痛風や糖尿病の人は、腎機能が低下しやすい病気なので、
腎臓のことは他人事じゃありません。


まあ、本当は、ips細胞での腎臓再生を心待ちにするより、
自分で腎臓が悪くならないように注意するのが本筋なのですが・・



文部科学省が発表している
「iPS細胞研究ロードマップ」というものがあって、
それによると“腎臓細胞”の予定は「2023年以降」だ、そうです。

2023年ですか・・


もっと政府も予算をつぎ込んで、
「iPS細胞研究」に今まで以上にスピードアップしてもらえませんかね?


世の中の、腎不全の人がどれだけ命が救われることか。

痛風や糖尿病の人も年々、増加傾向がありますし、
腎臓の再生は、それらの人々の悲願でもあります。



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   『痛風 ねこきち』
  http:// e.gout.tokyo/
 
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