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一日2リットル水
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この「1日2リットルの水を飲む」というのは何かというと、
水分をたくさん摂って、トイレの回数を増やして、できるだけ
多くの尿を体外に排出しましょう、という話です。



なんで尿を?

痛風の人は、血液中に尿酸が過剰になっているので、
できるだけ体外に尿酸を排出したい。
でも、尿酸が体外に排出するメインな方法は、尿に溶けて尿と一緒に
体外に排泄される、というのが主な手段ですので、
じゃあ・・
尿に溶けるなら、その尿そのものを、たくさん出せばいいんじゃない?
・・という発想です。

で、“2リットル”?

人間の1日の平均的な尿量から算出して、
「これくらい水を飲んでおけば、尿量が充分増えるだろう」、
ということらしいですよ。


上記のことから、痛風は水を飲んでいれば大丈夫、という人もいます。
痛風の本にも、そう書いてありますしね。



でも・・

ホントに、そうなの?



「1日2リットルの水を飲みましょう」というのは、
西洋医学が推奨する痛風改善法であって、
東洋医学では
「水の飲みすぎは腎臓に負担をかけるし、体を冷やすので良くない」
・・と考えられています。

お互いの主張は 正反対ですね。




|★ 水 飲み過ぎ 腎臓
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どちらが正しいのかは、わかりませんが、
普通に考えると、食べ過ぎると「胃腸の調子が悪くなる」ので
自覚症状などもあって、わかりやすいのですが・・
腎臓は肝臓と同じく“沈黙の臓器”と呼ばれているので、
いくら飲みすぎても、ほぼ自覚症状がないのですよ。


いやあ・・・昨日、飲みすぎちゃってさ。
腎臓の調子が悪くってさ。

そんなこと言う人、いませんし。


腎臓はね。
負担が かかっていても当人は 気がつかないのですよ。
だから、本気で飲もうと思ったら、
水2リットルでも、水3リットルでも、水4リットルでも・・
いくらでも飲めます。
(って、その前に胃腸がおかしくなって吐きそうになるかも)


ここまで書くと、痛風対策として「1日2リットルの水を飲む」
ことは大間違いのように聞こえますが、いえ、そんなことないです。
理論として正しいですし、理想的な痛風対策です。
薬剤のような副作用もないですしね。


一番良いのは、自分で
「1日2リットルの水を飲む」ことを試してみること。

それが正しいのか、水の飲む量は、そこそこにしておくべきなのか、
自分で試してみれば・・よくわかります。


で・・実際に試してみる場合、以下のことに
注意しながら実践してもらったら良いと思います。



●甘い缶コーヒー、甘いジュースは飲まない
●冷たい水は飲まない
●ビールで水分補給をしない
●運動をする(喉が渇く)
●飲みたくもないのに飲まない




〜〜「甘い缶コーヒー、甘いジュースは飲まない」〜〜

糖分を多く含む飲料は、体内で分解されるとき尿酸を作り出すので、
尿酸値が上がってしまいます。
さらにカロリーも高めなので、肥満を助長しますし、
すぐにお腹がいっぱいになってしまって、ご飯が食べられない。
で・・栄養不足になる、と。

甘いモノを食べたり飲んだりすると、疲れが取れる、という
イメージがありますが、実は逆で、血糖値が上がってしまいます。

血糖値があがるとインシュリンが分泌されて、今度は
血糖値が下がってしまい、エレベーターのように疲れが
舞い戻って来るわけです。

甘いものでは疲れは取れないのですよ。



〜〜「冷たい水は飲まない」〜〜

冷たい水は、お腹を冷やしますからね。
お腹が冷えると内臓機能が落ちるので、
胃に血液が集められて(お腹は温まる)、そのせいで
手足などの末端が冷たくなります。
低体温症ってやつです。

尿酸は、体内の冷たい部分で結晶化しますので、
お腹が冷えると、手足が冷えて、痛風発作を誘発しやすくなります。

で・・白湯(さゆ)がいいかな、と思いますが、ハッキリ言って
おいしくないので、熱いお茶がいいです。

ホントは 水でも お茶でも なんでもいいのですが、無糖のもの がいいです。




〜〜「ビールで水分補給をしない」〜〜

ビールは、どう考えても水分ですし、
ビールを飲んで水分補給なんて、最高ですね!
ストレス解消にもなりますし。

でもね。
ストレス解消の方はともかくとして、
ビールには利尿作用であって、やたらと水分を尿として
排出してしまうのですよ。
ほら、ビールを飲むとトイレが近くなるでしょう?

だから、ビールでドンドン水分補給しているはずなのに、
実際は水分排出で、水分不足になって、結果として
血液中の尿酸濃度が高くなって、尿酸値が上がってしまいます。

ストレス解消にはなっても水分補給には、向いていない、
ということです。



〜〜「運動をする(喉が渇く)」〜〜

飲もうと思っても、喉が渇いてなきゃ、水なんて
飲みたいくないですよね。

歩くとか、軽い運動でもいいから、運動すると、
喉が渇いて水が飲みやすくなります。

あと、体の筋肉の7割が下肢にあるので、
歩くことで血流は良くなるし、筋肉が熱量を消費するので
太りにくくなるし、ストレス解消にもなるし、
一石二鳥です。

継続的な(軽い)運動は、痛風改善法として
(ありきたりですが)推奨されています。



〜〜「飲みたくもないのに飲まない」〜〜

動物は飲みたくなったら飲みません。
食べたくなかったら食べません。
人間だけです。

飲みたくもないのに飲むのは。

飲みたいときに水を飲む。
それが自然に摂理です。

飲みたくないときは、体が飲むな、と言っているわけです。
必要がないので飲むな、と。

飲みたいときは、体が必要だから飲め、と。




・・・・・・と、こんな感じですが、
正直なところ、夏場以外の「水2リットル作戦」は
あまり お勧めできません。
(痛風改善法として、有名な手法では ありますが)

その理由は、実際に、秋冬の季節に水を2リットルを飲んでみて、
ご自分で 体感してみてください。



あと、水、水・・といいますが、
食事にも水分が含まれていますので。

知らないうちに、結構、水分は摂っている、
ということかもね。



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   『痛風 ねこきち』
  http:// e.gout.tokyo/

 
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