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痛風 慢性腎不全
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痛風というのは、痛風じゃない人からは、
「足が痛くなる病気」というふうに思われがちですが、
本当は そんな生やさしいものではなく、もっと大変で、
もっと恐ろしい病気です。
まあ、足が痛いだけでも、充分 大変なのですが、
関節痛ではなく、本質的には「代謝」の病気ですから。


痛風初期症状の人は、痛風発作を発症しても、
10日〜2週間くらいで、嘘のように激痛と腫れが治まって、

「痛風? ああ、もう、とっくに治ったよ?」

・・と思うかもしれませんが、尿酸値を下げていかないと
(尿酸値 7.0mg/dl以下)、血液中に溶けきれなくなった尿酸が
いつの間にか結晶化して、体内の関節などに
じわりじわり・・と蓄積していきます。

(これが痛風発作の原因)

この尿酸結晶が、足の関節などに沈着している間は、まだ
いいのですが、何十年も痛風で苦しんでいると、
腎臓などにも沈着してくるのです。


これが怖い。
めちゃ、怖い。


痛風の人は、将来、必ず腎不全になるわけではありませんが、
年々、腎機能が低下していく傾向はあります。
つまり、腎臓のフィルター(糸球体)に細かい尿酸結晶が詰まって、
目詰まりを起こしてしまい、腎臓の濾過(ろか)機能が
低下してしまう、というわけで。

痛風の人は、普通よりも腎不全を起こしやすいので、
痛風が原因で腎不全になった腎臓のことを「痛風腎」
というくらいです。


腎臓は、ね。
いったん悪くなってしまうと、もう再生できないのですよ。
壊れた腎臓は、元通りには ならない、ってこと。

その点、肝臓なんかは、
ある程度、新たな肝臓細胞ができて、再生しますからね。
トカゲのシッポ切り、みたいです。

(誰ですか、だからといってビールを飲みまくろう、と考えている人は)





で・・
腎臓が悪くなって腎不全になってしまうと、もう
死ぬしかないのか・・というと、そうでは ありません。
医療は進歩していて、透析治療を受けることによって
尿毒症に なったりするのを防ぐことができます。


でも ねえ。
実際に透析治療を受けておられる方の話を聞くと、
もう、大変です。

日常生活は「透析」を中心に回るようになってきて、
それも、しだいに「1回に透析治療を受ける時間」と
「一週間のうちに、透析治療を受ける回数」が
だんだん増えてくるのですよ。

ご本人にとってはモチロン、家族にとっても
負担は増えるので、腎臓に限らずですが、
やはり体は悪くない方が いいです。


透析は命を繋ぐ、素晴らしい医療技術ではありますが、
透析で腎臓は治りません。

また、薬でも腎臓は治せません。


でも、この世の中に、たった一つだけ光明があるのです。
たった一つだけ、壊れた腎臓でも再生させる方法があるのです。




それが・・・

iPS細胞 (人工多能性幹細胞)





|★ iPS細胞 実用化 いつ
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そもそも、腎臓という臓器は、とても複雑に構成されていて、
人工心臓とか ならば作り出せても、
人工的に腎臓を作り出すことは「絶対不可能」と考えられていました。


それが、iPS細胞(人工多能性幹細胞)の技術を使えば、
自分の腎臓を再生させることが可能になるのです。

もう、これは・・「神様のレベル」ですよ。

ついに日本の再生医療は、ここまで来たのですね。



ところがね。
iPS細胞を使って治したい病気が山のようにあって、
なかなか、腎臓にまで順番が回ってこないのが現実なのです。

腎臓は再生困難な、複雑な臓器・・ということも
理由の一つなのかもしれませんが。


文部科学省の工程表によると、
血小板や角膜、心筋、軟骨などは比較的、早い時期に
臨床応用に取り掛かってもらえるのですが、
腎臓(腎不全)の臨床応用開始は「平成37年度以降」なのだそうです。


平成37年度以降、ですか・・・


しかも、「平成37年度以降」ってことは、
“平成37年度”じゃなくて、“平成37年度よりも後”
ってことですからね。


まだまだ じゃないですか・・・

世の中には、腎不全で苦しんでいる人も たくさんいるのに・・・

(って、他の病気で苦しんでいる人も たくさんいるわけですが)


実用化の前にね。
無数の臨床試験、動物実験などで、
有効性とか安全性を検査しなゃきならないですしね。
そりゃあ、まあ、大変な作業ですし、膨大な時間も かかるでしょう。


「平成37年度以降」にしか できない、
iPS細胞の腎臓再生に期待する、というのは アレかもしれませんが、
腎不全になってしまった人でも“絶望”じゃない、ってことです。




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『痛風 ねこきち』
http:// e.gout.tokyo/


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