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痛風 体温
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体温と痛風って、ぜんぜん関係ないようですが、
実は関係があって。

痛風ってのは、尿酸値が高い、すなわち、
血液中に過剰に尿酸があり過ぎる、という状態です。

で、過剰な尿酸でも血液に全部溶けて、尿などから
シッカリと体外に排泄できていれば、痛風なんかにならないのですが、
残念ながら、尿酸値 7.0mg/dl 以上になったら、もう
溶けちゃくれません。

痛風 結晶


尿酸の性質として、次の二つの性質があります。

一つは「水に溶けにくい」

そして、もう一つは
「低い温度で結晶化しやすい」のです。


この「水に溶けにくい」性質がある尿酸を、
体外への排出手段として、尿に溶かして、
尿と一緒に体外に排せつしなきゃならない理不尽さ。

なんか、もっと良い方法は、ないんですかね?


尿以外での排出手段としては、便もありますが、
大半は尿と一緒に排泄されます。

便は尿ほど、頻繁にトイレに行かない、というのも
あるでしょうけど、主力というか、
大部分が尿と一緒の排泄に頼るしかありません。

汗も水分だし、汗と一緒に尿酸が排出してくれれば嬉しいのですが、
残念ながら、ほぼ、汗からの尿酸排出は皆無に近いです。

残念です。
汗から尿酸が出るなら、いくらでも汗をかくのに。


サウナも行きまくるのに!


痛風 サウナ


で。
尿酸が「水に溶けにくい」性質であることの対策。

「水に溶けにくい」と言ったって、
水に溶けにくい性質を変えたりできるわけでもありませんが、
よく言われてることが「水を多めに飲む」ということ。

1日に2リットル以上の尿量を確保しましょう、と。


「1日に2リットル以上の尿量を」などと言われましても、
自分の排泄している尿量がいくらなのか、よくわかりませんので、
とりあえず、「1日に2リットル以上の水を飲みましょう」と。

飲めば出るでしょ、みたいな発想ですが、
まあ、確かに飲んでなきゃ出ませんが、
だからといって、大量に水を飲みすぎると
「腎臓に負担がかかる」ので、ほどほどがいいかな、と思います。

東洋医学では、水の飲みすぎは体を冷やす、とか
考えられていますしね。

あまりにもガブ飲みするのも、どうかな、と。



あと、もう一つの「低い温度で結晶化しやすい」の方。

この「低い温度で結晶化しやすい」ってのは、
どういう弊害があるか、というと、
尿酸は体の「冷たい部分」で結晶化しやすい性質があるので。

この「冷たい部分」ってのは、
具体的に「足先」とか。

つまり、心臓から遠いところ。

ほら、痛風発作って、
足の親指の付け根の関節とか、足の甲とかに
よく発症するでしょう。

尿酸結晶が沈着しやすいのですよ。

特に人間の体の右側には、大きな臓器である肝臓があるので、
全身を巡った血液が必ず肝臓に戻ってくるので、
(栄養分を蓄える)血液が多く集まる関係で、左半身と比較すると、
多少は右半身のほうが温かいのです。

体内の血液は無限にあるわけじゃなく、血液が
右半身に多く集まると、左半身の血液が多少は品薄になる、と。

だから、痛風発作って右足よりも左足の方が頻発するでしょう?
(右足でもバンバン痛風発作が出る人もいますので、個人差があります)


・・・・と、いうわけで、
体の中でも体温の比較的「冷たい」部分で結晶化しやすい性質の
尿酸ですが、で、この、対策。

どうすれば、いいのか。



で・・・やっと出てきた話ですが、ここで、

「体温を上げる」ということです。


痛風 体温


尿酸というのは、体温「37℃」以上になると、
血液中の尿酸が「溶けやすく」なるのですよ。


37度ですか!?


風邪でも引かなきゃ、そんな体温になりませんけど???


しかも、痛風の人は「低体温」の傾向があるようです。

痛風だから低体温になるのか、低体温だから痛風になるのか。


よくわかりませんが、
同じ尿酸が溶けるにしても、体温が高いほど、
血液中に「溶けやすい」ということ。

血液中に尿酸が溶けやすい、ということは、
尿と一緒に、溶けた尿酸が体外に排泄されやすいわけですから、
血液中の尿酸の量が減るので、尿酸値も下がる、ということ。

だから、痛風の人の場合、
低体温よりも、体温は高めの方が良い、ということです。

体温が高いと免疫力(病気に対抗する力)も上がる、と
言いますしね。


じゃあ。


どうやったら、体温を上げられるのか。


○運動する
○筋肉量を増やす
○体を温める



運動すると、筋肉が熱を帯びるので、
筋肉中にある無数の毛細血管を流れる血液が
よく巡り、血流が良くなります。

筋肉が体の中にたくさんあると、カロリーを常に消費するので
(代謝)寝ていても起きていても熱量を消費します。
よく言う、太りにくい体になる、ってヤツですね。

肥満対策にもなるので、運動しましょう、筋肉を増やしましょう、
ということ。

でも、あまり激しい筋トレをすると、
無酸素運動になってしまい(痛風で推奨されているのは、
散歩などの軽い有酸素運動)
体内が無呼吸の状態になって細胞が壊れやすく、
細胞が核を吐き出してプリン体が多く作られるので、
痛風の人は、強度の強い運動は良くない、と言われています。

じゃあ、どうしろ、と?
・・・という感じですけど。


人間の体の中で、下半身に筋肉の7割近くが集まっていて、
特に「太腿」と「ふくらはぎ」の筋肉量は多いです。

だから、ここを重点的に増やせばいいかな、と。


痛風 運動


特にウエイトトレーニングとかスクワットとかしなくても、
「歩く」だけでも筋肉はついてきますので、
車とか電車とか便利だし速いですが、積極的に「歩く」のも
悪くないかな、と思ったりもします。



ところで、痛風は「体温さえ高ければいい」のか。
尿酸値とか、どうでもいいのか。


いくら体温が高めでも、尿酸が溶けやすくても
それ以上に尿酸が過剰になってくると、
やっぱり結晶化して体内に蓄積してきますので、
低体温の状態でいるよりも、ずっといいですが、
体温さえ高ければ大丈夫、とも言い切れないと思います。

一番、肝心なのは、やっぱり
尿酸値を下げることかな、と。


でも、なるべく、体温は
あげましょうね、という話。

 

 

 

 

 


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痛風 ねこきち
http://e.gout.tokyo/

 

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