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ナーカリシンって何?
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「ナーカリシン錠」というのは、痛風の薬のことです。

痛風の薬といっても、いろいろありますが、
痛風発作の炎症を緩和する鎮痛剤などではなくて、
いわゆる、尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)のほうです。

それにしても、ナーカリシン錠って
あまり聞き慣れないですね。


尿酸値が高くて(尿酸値 7.0mg/dl以上)
痛風発作を発症させてしまった人が病院に行くと、
痛風発作が治まった後、「痛風治療」を始めるのが一般的です。

この場合の痛風治療というのは、
尿酸値を下げる薬を飲むこと。

毎日、薬を飲み続けることによって、
尿酸値を低い水準に維持しましょう、ということですね。


でね。
じゃあ、尿酸値が高いので尿酸値を下げる薬を飲みましょう、
ということなのですが、普通、最初に処方されるのは、
フェブリク錠やザイロリック錠なんです。

まあ、最近なら、フェブリクの方でしょうね。
40年ぶりに発売された痛風新薬ですから。
尿酸値を下げる効果は絶大で、それでいて
副作用が少なめ、というのが“売り”ですから。

ところがね。
その「尿酸値を下げる大きな効果がある」と
うたわれているフェブリクですが、中には
「フェブリクを飲んだけど尿酸値が下がらない」
もしくは
「フェブリクを飲んだけど、少し下がったけど、
思ったほど尿酸値が下がらない」
という人もいるのです。


なんでか。

通風 ナーカリシン


痛風になる人は、どの人も
生まれつきの、持って生まれた体質が大きな要因なんです。

昔は「痛風は贅沢病だ」などと言われて、
食生活を含めて自堕落な生活をしている人が罹病する、と
思われていましたが、8割は「体質」なんですよ。

いわゆる、痛風体質(高吸収体質。つまり、胃腸の性能が良すぎる)
のせいなのですが、残り2割は「食事」なんです。

プリン体の多い食事の摂り過ぎ、とか。
多すぎる飲酒、とか。


でね。
その「痛風になる人の体質」ですが、
どの人も以下の3つのパターンのどれか、に分類されているんです。


尿酸を作り過ぎる体質 [尿酸産生過剰型]
尿酸の排泄が弱い体質 [尿酸排泄低下型]
その両方を持ち合わせた体質 [混合型]


ところがね。
一般的に、有名な痛風の薬である
フェブリクやザイロリックは「尿酸生成抑制薬」なんですよ。

つまり、尿酸を作り過ぎないように抑制させる薬ね。

これは「尿酸産生過剰型」の体質の人には、
効果絶大かもしれませんが、「尿酸排泄低下型」の人には
思ったほどの効果は ないかもしれない。

そこで、
フェブリクを投与してみたけど、思ったほどの効果が得られないのなら、
薬をかえてみましょうよ、と。


で、「尿酸生成抑制薬」である
フェブリクやザイロリックの服用は中止して、
「尿酸排泄促進薬」である
ユリノーム(ベンズブロマロン)やベネシット(プロベネシド)に
薬をかえてみるわけです。

「ナーカリシン錠」というのは、
ベンズブロマロン(ユリノーム)と同じく「尿酸排泄促進薬」です。
ナーカリシンは、後発医薬品(ジェネリック医薬品)ですね。

3パターンある、痛風のタイプの中でも
“尿酸を排泄する力が弱い体質”に大きな効果を発揮、というわけで。


ただし、注意しなければならないのは、ナーカリシンの場合でも
やっぱり副作用。

やはり肝機能低下の傾向があるようです。
特に飲み始めてからの、最初の半年くらいは
肝機能低下の副作用が出やすいので、病院で定期的に検査を受けるのが
望ましいようです。

 

 

 

 

 


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痛風 ねこきち
http://e.gout.tokyo/

 

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