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末期の痛風
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痛風の末期症状というと、
うげえ〜っ!
痛風を放置していたら、こんな酷い目に遭って、こんな惨めな思いをして、
こんな体になってしまって、内臓が、検査の数値が・・・


わわわわわわわわわわあぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!!



・・・・という記事を書こうか、と思ったのですが、
よく考えたら自分も痛風なので、気が滅入りそうなので、
ちょっと切り口を変えて。
通風 末期


よく「痛風で死ぬんじゃないか」という人がいますが、
そりゃあ、痛風であろうが、痛風でなかろうが、
人間、そのうちに死にますよ。

人間、年を取ると体力が落ちますが、
「臓器も衰える」のです。

これ、わかっておいたほうがいいかも。

若い頃より、落ちて減少するのは筋肉量だけじゃない、ということ。
内臓もじわじわ、と弱ってきます。


そこへ痛風の場合は、尿酸値が高めですから、
尿酸が結晶化して腎臓に沈着したりして、
少しずつ、腎機能が低下してくる。


うわあっ!
痛風だから、腎臓が悪くなってきたよ!

・・・と思うかもしれませんが、
痛風じゃなくても、腎臓の機能は落ちてきますよ、年なんですから。

ただ、加速する、というか、
腎機能が低下するスピードが速いですし、
痛風じゃない人なら、そこまで行かないだろう、
というところまで行ってしまいます。

つまり、
「腎機能低下→腎不全(痛風腎)→透析治療」
という、あまり嬉しくないコース。


できれば、痛風でも、上記の「腎機能低下」くらいで
食い止めたいところですね。

腎不全でも医学の進歩のおかげで死んだりしませんが、
透析治療まで進んでしまうと、日常生活の質が低下してしまう
可能性もあるので、なんとか踏んばりたいところです。


一番いいのは、腎不全にならないことですが、
まあ、なりたくてなる人は いないので。

痛風の人が将来に備えてできる腎不全(痛風腎)対策は、
やっぱり、尿酸値を下げること。

だから、病院へ行くと、主治医がうるさいくらい言うのです。

「尿酸値を下げる薬を飲みなさい飲みなさい。今すぐ飲みなさい」

尿酸値を下がる薬を飲むと、やはり尿酸値は大きく下がりますし、
(体質的に下がらない場合は、薬が合っていないので薬を変えます)
尿酸値が低い水準
(尿酸値 7.0mg/dl以下。目標数値は、尿酸値 6.0mg/dl以下)
維持できているなら、腎機能が低下するリスクは大きく低下します。

ですが、年をとってきたら、
誰しも内臓が衰えてくる、ということです。

それに、腎臓という臓器は、いったん悪くなってしまうと、
元に戻ることは ないので。

(iPS細胞の再生医療なら、話は別です!
でも、iPS細胞の腎臓再生の実用化は、まだまだ先なのです)


現実的には、尿酸値を下げる薬を飲むことが、
痛風対策でもあるし、腎不全(痛風腎)予防の第一歩かもしれません。


ところで、さっきから、痛風腎、痛風腎と連発していますが、
この「痛風腎」というのは、痛風が原因で腎不全になってしまった人、
もしくは、その悪くなった腎臓そのもの、のことを指します。

世間一般には、痛風というのは、足が痛くなる病気、と思われがちですが、
本当は、一番怖いのは、この「痛風腎」なんです。


通風 末期症状


でね。
いったん、腎機能低下になってしまったら、もう どうしようもないのか、
腎不全なったら、もう、絶望か・・・というと、これも
個人差があってね。

つまり、腎臓はもう治らなくても(iPS細胞の腎臓再生の実用化するまでは)
腎機能低下の進行を遅らせることはできるのです。

腎機能低下の進行が早い人と、進行が遅い人では
天地の差があります。

透析治療が必要になる人と、透析になるまで、
なんとか踏みとどまれる、みたいな。


この差は、何か。
あるいは、体質なのか。


地道にできる、腎機能低下の進行を遅らせる対策は、
意外に思うかもしれませんが「食事制限」です。
いわゆる「食事療法」ですね。


これは痛風の食事療法ともシンクロしますので、
知っておいて損はないです。


腎臓には、さまざまな働きがあって、
血液から尿を作ったり、再吸収したり、血液を ろ過したり、
体の機能を支える重要な臓器です。

で・・
人間は生きていくために食事を摂りますが、
活動するための必要量がある、というか、
過剰な栄養分を摂りすぎると、体内で分解および代謝はされるものの、
老廃物として尿に排泄してしまうのです。

特に「たんぱく質」および「塩分」が要注意。

たんぱく質の多い食事とか、塩分を摂りすぎると、
余分に取りすぎた分、腎臓が尿を作ることによって、
せっせと体外に排泄しようとするので、腎臓が疲弊してしまうのです。
つまり、腎臓に負担がかかる。
働かせすぎ、というわけ。

で・・
痛風で、もともと、腎機能が弱り気味ならば、
さらに負担をかけることになってしまい、あまり望ましくない。


ですので、腎不全になったら、
「たんぱく質の摂取制限をする」
「塩分を摂り過ぎないようにする」
「カリウムを摂り過ぎないように」

・・・などと言われています。


通風の末期



別に、今のところ、腎不全じゃないから、いいや・・・
じゃなくて。

痛風といえば、昔から
「プリン体の多い食品を摂り過ぎない」というのが定番です。

プリン体の多い食品の、王様といえば、やはり肉や魚。

これって、同時に「タンパク質の宝庫」でもあるじゃないですか。


痛風対策のために、プリン体の多い食品の制限をする、ってことが
自分でも気がつかないうちに「腎不全の予防」にも
なっていた?


ところがね。
実際に、自分で実践してみたらわかることですが、この、
「プリン体の多い食品の食事制限」というのは、
非常に継続が困難なのですよ。

おいしいものには、みんなプリン体がタップリ入っていますし。
プリン体っていえば「旨みの元」とか言われていますし。


だから「尿酸値を下げる薬を飲みながら→食事制限いっさいナシ」
なんて人もいます。

痛風の薬飲んでるんだから、ビールも飲みたいだけ飲むし、
食事も食べたいものを食べたいだけ食べるよ、と。
尿酸値も そんなに上がってないし、文句ある?


ですが、本当は・・・卓上の理想論かもしれませんが、
痛風の薬を飲もうが飲むまいが、
「食事量を減らしてカロリーを摂り過ぎないように」する、
それが望ましい痛風の食事療法です。


でも、できない人のほうが多いんじゃないか、という気もします。
実行すれば、味気ない食事人生になってしまいますしね。


だから、みんな、腎不全になってから、慌てて(?)
食事制限をするんじゃないか、と思ったりもします。

尿酸値が高くても痛風発作で痛い思いをしたことがない人には、
尿酸値を下げよう、尿酸値対策をしよう、とする人が少ないのと
同じ理屈です。
(現実に、尿酸値が かなり高くても
痛風発作が全く出ないタイプの人もいる)


夏休みの宿題を、8月30日くらいにならないと始めない生徒と
同じ・・・・・関係ないか。



今は腎不全じゃなくても、痛風の人は何十年後かには
腎機能が低下していく可能性がありますので、
昔から言う、「腹八分目」じゃないですけど、
食べ過ぎには注意したほうがいいです。

「プリン体の多い食品を制限する」のは、
食事の楽しみを奪われるみたいな感じで、なかなか、続きませんが、
食べたいモノを食べても「食べる量を制限する」方法ですと、
少量でも、とりあえず、食べたいもの(食品の種類)は食べられますので。

「内容を制限するより、食事量を制限する」方法のほうが
痛風の人には、お勧めです。





あれれ?
痛風の末期症状の話を書こうと思ったのに・・・・

 

 

 

 

 


━・‥…━・‥…━・‥…━
痛風 ねこきち
http://e.gout.tokyo/

 

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