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フェブリク錠 副作用
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「フェブリク錠の服用後 初めての血液検査で肝機能を はからなかった」→

え〜、そうなんですか?
なんで、肝機能を はからなかったんでしょうね?

はからなかった理由は、わかりません。
普通、測りますけどね。


これは・・・何の話なのか。
どういうことなのか。

 

通風 フェブリック


「フェブリク錠」というのは、痛風の薬です。
いわゆる、尿酸値を下げる薬。
フェブリクは、なかなか優秀な薬らしくて、
40年ぶりに発売された“痛風新薬”などと呼ばれています。

従来、尿酸降下薬といえば、
ザイロリックが主流でしたが(今でも王者?)、
フェブリクは旧薬よりも、副作用が少なめで、それでいて
尿酸値を下げる効果が大きい・・・ことを目的として開発された薬剤です。

ザイロリックもフェブリクも、どちらも「尿酸生成抑制薬」
(体内で尿酸を作り過ぎないようにさせる)ですが、
「腎排泄」に頼るザイロリック(アロプリノール)に対して、フェブリクは
腎臓、そして胆汁からも排泄できる「多経路排泄」なんです。

つまり、それだけでも、フェブリクの方が腎臓にかかる負担が少ない、
と考えられます。


ところが・・・
この、副作用が少ない、とされているフェブリクでも磐石なわけではなく、
やはりね。
あるんですよ、副作用は。

代表的な、フェブリクの副作用が「肝機能低下」なんです。

よく、肝機能の数値があがる、とか言うでしょ。
あれです。

具体的な症状としては、
「眠い、だるい、元気が無い、イライラする、目がコロコロする、皮膚が痒い」など。


東洋医学では「肝臓は、目や皮膚に関係する」と考えられているので、
やっぱり、その通りの症状が出ているようですね。

昔から言うでしょ?
怒りっぽい人、イライラしていることを「癇(かん)が立つ」って。


あれは「肝が立つ」ということなんですよ。
肝機能と関係しているのです。


あまり関係ない話ですが、ついでに言うと、
大酒のみで、飲んでいないときでも赤ら顔だったり、
特に鼻のアタマあたりがいつも赤かったり・・・
そんな人は、やたら怒りっぽかったり、激怒しやすい性格だったりするのは、
肝臓が関係しているわけです。

当人は、怒りっぽい、キレやすいのは生まれつきの性格だ、と
思っているかもしれませんが、実は、
肝機能が低下している傾向がある、ということ。



え?
そんな話、どうでもいい?



通風 ファブリク


でね。
尿酸値は、どうやって測るんだ、という人が
ときどきいるのですが、血圧のように、血圧計のような機器で、
簡単に家庭で測ることは できないんですよ。

どうやるんだ、といえば→「血液検査」です。


まあ、病院へ行くことになります。

献血で「尿酸値が測れたら」いいのですが、
なぜか、尿酸値だけスルーされていて、
献血では尿酸値は、わからないようになっています。


血液検査では、「尿酸」(尿酸値のこと)以外にもいろいろなことが
わかるので、定期的な検査が望ましい、と言われています。

腎機能も肝機能も血液検査でわかりますからね。
自分の今の、体の状態がどうなのか、とか。


で・・
フェブリクを飲もうとする人は、尿酸値が高いから飲むわけですが、
どれだけ尿酸値が下がったか、を知るためには
最初に(フェブリクを服用する前に)尿酸値を測っておかなくてはいけません。

でないと、どれだけ下がったのか、わからないから。


そのときにね。
腎機能と肝機能も(ついでに?)測るのですよ。

同じ血液検査ですし。
同じ1回の注射で いけますし。


腎機能というのは、痛風の弱点は「腎臓」なので、
何十年もの長期に痛風で苦しんでいると、どうしても
尿酸結晶が腎臓の糸球体(濾過するためのフィルターの役目)に
沈着して、目詰まりを起こしやすい傾向があるので。

現時点で、どの程度の腎機能(クレアチニンや尿素窒素など)なのか、
ということを飲み始める前にチェックしておく、ということ。


それから、肝機能ですが、フェブリクの副作用として
肝機能が低下しやすいので・・
低下したのかどうかは、最初にどれくらいの数値なのか、
わかっていなければ、落ちたのか、それほどでもないのか、
比較しようがないので、これも最初に検査しておくのが
一般的です。


で・・
そういう前準備(?)のあと、フェブリクを飲み始めました、と。


数ヵ月後。
あるいは、数週間後。

検査するわけです。
血液検査です。



通風 ふぇぶりっく



この、フェブリク錠服用後の、最初の血液検査の主な目的は二つ。


○本当にフェブリクで尿酸値が下がっているのか
○重篤な副作用は、ないか



この「フェブリクで尿酸値が下がっているのか」ですが、
尿酸値が高ければ、誰が飲んでも尿酸値が「大きく」下がるわけでもないのです。


え?
フェブリクって、効果絶大じゃなかったの?
 

痛風の人には、実は、その体質によって、3パターンに分かれていて、
「尿酸産生過剰型」「尿酸排泄低下型」「混合型」のどれか、なんです。


「尿酸産生過剰型」→ 尿酸を作り過ぎる
「尿酸排泄低下型」→ 尿酸の排泄が弱い
「混合型」            → 上記の両方



フェブリクは「尿酸生成抑制薬」なので、
尿酸を作り過ぎる体質の人(尿酸産生過剰型)には、効果絶大でも
尿酸の排泄が弱い体質の人(尿酸排泄低下型)には、
思ったほどの効果が期待できないわけで。

そこなんですよ。

フェブリクには用量によって3種類あって、通常、
「フェブリク錠 10mg」でスタート。
数週間、もしくは数ヵ月後に「フェブリク錠 20mg」に増量。
さらに数ヵ月後に「フェブリク錠 40mg」に増量。
維持量は「フェブリク錠 40mg」
・・・などと言われているのですが。


もし、フェブリクを服用してみたものの、
さっぱり、尿酸値が下がっていなかった、効果が無かった・・・
というのであれば、これ以上、飲んでも無駄です。

そんな場合、自分に合った薬を変えることになります。

フェブリクのような「尿酸生成抑制薬」で、ちっとも
尿酸値が下がらない場合、
尿酸の排泄が弱い体質(尿酸排泄低下型)と考えられるので、
ユリノームや、ベネシット錠などの「尿酸排泄促進薬」を
処方されることになると思います。


それゆえに、「フェブリク錠 10mg」スタートなんですよ。
様子見、なら、いきなり「フェブリク錠 40mg」じゃなくても
いいでしょうし、急に増量すると、
急激に尿酸値が下がることで体内の尿酸バランスが崩れて、
痛風発作を誘発しやすくなりますし。


だから、こんな面倒くさい、
「フェブリク錠 10mg」→「フェブリク錠 20mg」→「フェブリク錠 40mg」
のステップを踏むわけです。
時間をかけて、ゆっくり用量を増やしていく手順を踏む、と。


(元々、ザイロリックを飲んでいる人が、フェブリクに切り替える場合は、
「フェブリク錠 20mg」でスタート、というケースが多いようです)




で。
「重篤な副作用は、ないか」ですが、
重篤な副作用ってのは、何万人に一人、というような
重い症状の副作用です。
普通は、心配いらないです。


冒頭の
「フェブリク錠の服用後 初めての血液検査で肝機能を はからなかった」
の件ですが、「重篤な副作用」以外の軽微な副作用は、
副作用のうちに入らない、と思っているのかもしれませんね、主治医は。

フェブリクを飲めば、肝機能低下の傾向は出るだろうけど、
飲み始めの数週間や数ヶ月で出る副作用の症状なんて、
どうせ、たいしたことはないだろう、と。
肝機能を測るまでも無い、と。

そのかわり、口頭での診察で、
「薬を飲み始めてから、体に変わったことはないか」など
いろいろ言われていると思うので、それで充分だ、ってことですかね?

「だるい、とか、眠い、とか」
そんな副作用なんか、副作用のうちに、入らないだろ、と。

眠けりゃ、寝ろよ、と。


いや、知りませんけど、
それくらいしか、思いつきません。


それでも、やっぱり、飲み始める前と飲み始めた後の、
はじめての血液検査ですから、せっかく血液検査するのですから、
尿酸値も測るのですから、なんで、いっしょに肝機能を測らないのか?


謎です。

ですが、主治医の判断なのですから、それが正解なのでしょう。






まあ・・・
あくまで「尿酸値が下がっているか、どうか」がメインですからね。
それと、腎機能と。
肝機能は二の次なのかもしれません。

フェブリクの飲み始めの、初めての血液検査で
“肝機能は検査したけど、尿酸値を測らなかった” のなら、

 


「なんじゃ、そりゃあ!」

 

 

という感じですけど、
“尿酸値は検査したけど、肝機能を測らなかった” のなら、
妥当なところなのかもしれません。


でも、本当は、
患者側としては
“フェブリクを飲むことで、どれくらい肝機能が落ちてきているんだろう”
という不安があるんです。

その不安要因の一つである「肝機能検査」をはしょることで
不安が募るのなら、病院側では(肝機能検査を)重要視されなくても、
やっぱり検査をして欲しいですよね。





こういう「ささやかなこと」、「小さな、納得できないこと」が
積もり積もって、だんだん大きくなってきて、疑心暗鬼というか、
しだいに病院不信、というか、主治医を信用できなくなってくる、
ということもあるかもしれませんが、まあ、そう思う人は、
さっさと病院を変えれば良いだけの話で。


なるべく、早い目にね。

 

 

 

 

 

 

 

 


━・‥…━・‥…━・‥…━
痛風 ねこきち
http://e.gout.tokyo/

 

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