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イヌサフラン コルヒチン
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先日、自宅のテレビの前を素通りしようとしたら、
ニュースをやっていて、通り過ぎようとしていた足を止めて、
思わず立ち止まる。

なんでか、というと・・

「イヌサフランの葉を採取して、
  炒めて食べた人が死亡した!」


と報道されていたから。

何に食いついて立ち止まったのか、というと
「イヌサフラン」という単語。


イヌサフラン?
テレビから、イヌサフランって言葉を聞くとは夢にも思わず。


知っていますか、イヌサフランって。



イヌサフランってのは、
耳が長く、足の短いダックスフンドの亜種で、
利発で俊敏で猟犬としても利用されたりすることもありますが、
顔がかわいいことから愛玩用としても広く飼われている犬のこと
・・・・・・・・・・・


痛風発作の薬として有名な「コルヒチン」の原材料である
球根植物のことです。

(イヌサフランなんて犬は、いません。
かわいい名前ですが、植物です)



で。
痛風発作の薬の原材料として知られている、
イヌサフランの葉を食べた人が、どうして死んだのか?
 

コルヒチン 副作用


その前に、そもそも「コルヒチン」とは何か。

尿酸値の高い人、痛風の人が
痛風発作を起こしたり、起こしそうになったとき、
病院へ行くと医師に処方される、れっきとした痛風の薬です。

また、コルヒチンは 一般の薬局では市販されておらず、
医師の処方箋が必要な医薬品。


でね。
痛風の薬といっても、いろいろありますが、
コルヒチンには、フェブリクやザイロリックのような
尿酸値を下げる効果は 一切、ありません。

また、ロキソニンやボルタレンなどの、
痛風発作の炎症や痛みを緩和する目的の、
消炎鎮痛剤とも 微妙に働きが違うのです。


じゃあ?


コルヒチンの最大の特徴は、
痛風発作が起こりそうな直前に服用すれば、
あの激烈な痛風発作を起こさずに、そのまま封じ込めてしまう、
という驚愕の作用があること。

こんな薬は他にない、です。
ある意味「痛風に特化された薬」と言えなくもないくらい。


それじゃあ、起こるハズだった痛風発作はドコへ行ったのか・・・
というと、これが、その・・なんていうか、ええと・・・まあ、ねえ。

要するに「先送りしただけ」だったりするんですけどね。


そもそも、痛風発作ってのは、なんで起こるのか、というと、
尿酸値の高い人が長年に渡って、体内に結晶化した尿酸を
蓄積させてしまうわけで。

で、ある日、とうとう、
溜まりきれなくなった尿酸結晶が、欠片となって
付着していた関節や腱などから剥がれた落ちてしまう。

それを、その尿酸結晶のカケラを
白血球が攻撃(体の大掃除)をはじめてしまうことが原因です。
その攻撃時に、あの激痛の元となる成分が出るのです。


つまりね。
コルヒチンを飲んだって、
尿酸値が下がったわけでもなく、また、体内に
蓄積しまくった尿酸結晶が溶けたわけでもなく。

要するに、コルヒチンを飲んでも
「何の解決にも なっていない」わけです。


でもね。
痛いのは 避けられますよね。
痛風発作は 免れますよね。
痛いのは イヤですよね。
嫌ですよね?
ね?


コルヒチン 通風


「痛風発作免れクスリ」とも言えるコルヒチンですが、
近年では、病院では「処方されなくなりつつある」ようです。

っていうのはね。
病院で、医師の先生に
「コルヒチン、出してください」と頼んでも断られたりするケースが
あるらしいんですよ。

「コルヒチンは時代遅れのクスリだ」なんて言い切る医師も
いるらしいですし。

もちろん、出してくれる病院もあるでしょうけど。
医師の見解による、って感じですかね。


この流れ、なんでか、っていうと、
コルヒチンという薬剤自体が「痛風の根本解決に なっていない」
こともあるでしょうし、それから、副作用がキツイ。

これ、かなりキツイ薬なんです。

そりゃあ、まあ、あの強烈な痛風発作が発症しようとしているのを、
そのまま、出さずに封じ込めてしまう・・っていうんですから、
どんだけの力なの?
どんだけの威力なの?

強い効果の薬には、強い副作用があっても不思議じゃない。


私も、昔、病院の先生がバンバン処方して、
じゃんじゃんコルヒチンを飲んでましたけど、
そんなにキツイ薬なら、もっと早く言えよ。

はじめに、ちゃんと説明しろよ。


どんな副作用があるのか、というと、
著名な副作用としては、やっぱり胃腸障害でしょうね。

下痢、嘔吐とかが有名です。

そういえば、昔、
病院でコルヒチンを処方してもらったとき、
薬の説明書きに「下痢が出たら止める」と書いてあったっけ。


コルヒチン 毒


で、元の話、
「イヌサフランの葉を採取して、炒めて食べた人が死亡した」
というニュースの件。


イヌサフランってのは、「毒草」と考えられているそうです。

実際、それを食べた人が死んでいるんだから、無理もない話ですが、
葉にも球根にも毒性があって、
葉は山菜に形状が似ていて、球根は
ニンニクやタマネギやジャガイモなどと間違いやすいそうです。

で、食べると食中毒を起こす、と。


イヌサフランには「有毒成分コルヒチン」が含まれる・・
なんてニュースでは言ってたけど、
コルヒチンって痛風の薬なんだけどなあ。
有毒成分って言い切っちゃったよ。

まあ、昔から「毒を薬にする」というのは
漢方薬とかでも治療法としてありますが、う〜ん・・・まあ、ねえ。

病院で処方されるコルヒチンは、
きちんと臨床を経て認可された医薬品なので、
野草のイヌサフランとは ワケが違いますが、それでも
あまり、いい気は しないですね。


痛風で苦しんでいて、今にも痛風発作が発症しそうなとき、
コルヒチンを飲もう、と思う人は、まず
病院で医師に相談してみる・・というのが、
ベターかもしれませんね。

 




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   『痛風 ねこきち
  http://e.gout.tokyo/

 

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