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痛風 鍼灸治療
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これから書く記事の内容は、私が実際に体験したことを
元にして記述したものなので、必ずしも
万人向きじゃないかも、というか、正しいのかどうかも
わかりませんが、とりあえず
自分が思うことを書いてみたいと思います。


まず、鍼灸(しんきゅう)というのは、
「鍼治療」と「お灸」のことです。
(って、そこからかよ?)

鍼と書いて「はり」と読みます。
「鍼治療=はりちりょう」です。

お灸は、自分でもやろうと思えば
(ツボの箇所がわかる人ならば)できますが、
鍼治療は国家資格を保有している鍼灸師しか
施術することはできません。


で。
鍼灸治療は痛風に効くのか?


世界保健機関 (WHO) は、
『鍼灸治療は“痛風”に適応』と認めています。

おお!?
世界に名前の轟く「WHO」が
鍼灸は痛風に効果があるって認めているって!?


でもね。
良く考えてください。

たしかに「世界保健機関 (WHO)」は、
鍼灸が痛風に適応、と認めていますが、
『鍼灸が痛風発作に効果的』とか
一言も言っていないのですよ。


??

どういうこと?
通風 針治療


痛風、というのは、
その疾病そのものを指すのに対して、
痛風発作というのは、
あの、痛い、腫れあがるアレのことです。
足などに炎症を起こす症状のこと。

痛風というのは、代謝の病気ですから、
鍼灸治療を長期に継続することで、
内臓の調子を整え、痛風の症状を改善する効果がある、
ということは「世界保健機関 (WHO)」が認めている、
という話。

つまり、鍼灸治療をしたからといって、今、
腫れあがって苦しんでいる痛風発作が嘘のように治る、とか
痛風発作の激痛がソッコー治った、なんてことはない、と
いうことです。


な〜〜んだ、って?
がっかりですか。


ところがね。
以前、この痛風ブログでコメントしてくれた人がいて、
その人の話によると
「痛風発作が出たので、激痛が出た初日に
  痛い足を引きずりながら鍼灸治療に行った。
  すると、鍼治療のおかげか、
  なんと、痛風の激痛がそのまま治まったんだ」
と。

その人の話には、妙にリアリティーがあって、
とてもホラ話には思えませんでした。

ああ、そうなんだ。
そういうことって、実際にあるんだ。


効果があるのか、ないのか。
自分で確かめてみればいいだけのことなのですが、
長年、鍼灸院には通院しているのですが、
私が通っている鍼灸院は遠いのですよ。

電車で片道、1時間半。
往復3時間。

なんで、そんな遠い鍼灸院へ行くの?

・・・・って、近所に、他にも
鍼灸院や鍼灸整骨院はたくさんあるんですけどね。
私は、そこの先生が気にいっているので。


で、それはそれとして、
とにかく、遠い。
こんなに遠かったら、肝心の痛風発作のときには、
とても、その鍼灸院まで辿りつけないわけです。

って、自宅のトイレに行くのにも這うように
辿りついている有様なのに、片道1時間半の鍼灸院に
行けるわけないじゃないですか。

だから、痛風発作のとき、鍼灸治療をしてもらったら、
鍼の効果で痛風発作の激痛が消失するのか、あるいは
かなり緩和するのか、試してみたことがなかったのです。


ただね。
いつかは、自分で試してみたいと常々、思っていました。

そして、そのチャンスがやってきたのです。


通風 はり治療


膝・・がね。
痛くなってきたのですよ。

ジッとしていたら、痛くないのですが、
曲げると痛い。
膝って関節は、立ちあがるときも座るとも曲げるわけですから、
とにかく、立居振舞いのたびに痛いわけで。

ただ、なんとなく痛いな・・なんだろな、これ。

・・・という感じで、本格的な痛風発作ではなかったのですが、
私には自分でわかっていました。


これ、間違いなく、痛風だろ、って。


私は痛風になってからの年数が長いので、
身体のどこかの「関節」が痛くなったら、
十中八九、というか、ほぼ間違いなく痛風です。

いや、違うだろ。
これは、たまたま・・なんかの拍子で痛いだけだろ。
そもそも、もし、痛風なら、こんな程度の痛みのはずがないしね。

・・・・そう思い込みたいのは山々ですが、
今まで長年、自分の関節には裏切られ続けていましたからね。

これ、間違いないんですよ。
自分にはわかるんですよ。
痛風なんですよ。


こういう状態が数日、続いていて、
爆発する、というか、痛風発作が本格的に発症する兆しみたいなものは
ありませんでした。

ただ、この「なんとなく痛い」という状態は嫌でね。
なんとかならんのか、と思っていました。


ちなみにね。
この状態、こういう状態のときは
「温める」のが良いです。

足先の場合は「足湯」とかね。
膝の場合は「風呂」で長湯する、とか。

足湯だけで、出かかっていた痛風発作が
出ずに済んだ、治った、という人も実際にいましたしね。


ただ、これは痛風発作が本格的に出る前
(いわゆる、痛風の予兆、もしくは痛風の前兆)
の話ですので、痛風発作が爆発してしまったら、
炎症は熱を持っていますので、痛みを緩和する目的ならば、
「冷やした」ほうがいいです。


でね。
そのとき、思ったんですよ。

これって・・・
痛風発作に鍼灸が効果あるのか、試すチャンスじゃないか、って。


通風 しんきゅう治療


激痛じゃない、とはいえ、膝の曲げ伸ばしも痛い状態で、
片道1時間半の鍼灸院へは通院できませんので、
なんと、近所の鍼灸院へ行ってみることにしました。

どんな先生なんですかね?
腕は確かなんでしょうね??

どうやって、近所の鍼灸院へ行ったのか、
というと、自転車で「片足キックキック」ですよ。

「片足キックキック」なんて言葉はないですが、
以下のような感じです。

まず、自転車にまたがる。
片足(今回の場合は片膝)が痛くても、とにかくサドルにまたがる。

で、普通、自転車で進行するのはペダルを交互に踏むわけですが、
ペダルは一切、使わない。

サドルにまたがると、痛い足(痛い膝)は伸ばしたまま。
曲げると痛いので、一番痛くない位置に、
だらり、と垂れさがるような感じ。
で、痛くない方の脚で、地面を蹴るわけです。

すると、地面をキックした反動で推進力が生まれ、
少しだけ前に自転車が進む。
そして、痛くない方の脚で何度もキックを繰り返す。

これが「片足キックキック」。


その際、「情けない」とか「みじめだ」とか
そーゆーことは一切、考えないのがコツ。


通風 ハリ治療


で・・・
その、はじめて行ってみた鍼灸院は、どんなところだったのか。

施術してもらった治療の内容は、どんなだったのか。

施術前に、最初に言ったんですよ。
「数日前から、膝がなんとなく痛いのだけど、
自分は痛風なので、おそらく、この痛みは痛風だろう」と。

すると、その鍼灸院の先生は、わかりました、と
私の膝のまわりにブスブスと重点的に鍼を打つんですよ。

いえ、確かに膝が痛い、とは言いましたが・・・
そんなやり方でいいの!?

こんなに膝周りに鍼を打ちまくったら、
血流が良くなっちゃうよ!?


で、結果。
初めて行った鍼灸院で鍼治療をしてもらった、その夜に
「痛風発作」が発症しました。

もちろん、痛かった膝が、です。
本格的な激痛が、炎症がはじまったわけで。

原因は・・というか、
もともと、膝が痛くて、一発触発的な状態でしたからね。
鍼灸治療のせい、というのは、お門違いかもしれませんが、
おそらく、引き金になったのでしょう。

鍼灸治療は血流が良くなりますからね。


痛風発作が起こらないよう、抑制する目的で
鍼灸治療を受けたのであれば、今回の作戦は
「失敗」と言えます。

しかしながら、痛風発作には
体内に蓄積している尿酸結晶を
痛風発作のときに患部に生じる発熱で溶かそう、とする
作用もあるので、身体の中の膿を出す、じゃないですけど、
長い目でみれば、それは良かったことなのかもしれません。




あとね。
長年、私の体を診てくれている、いつもの鍼灸院へ
行ってたら、そんな治療は しなかったような気もします。
長年のアレで、私の体調や体質を熟知してくれていますからね。

たとえば、いつもの鍼灸院の先生なら、
「腰が痛い」と言って行っても、腰に鍼なんか打たないのです。

患者さんは「腰が痛い」ときは「腰に鍼を打って欲しい」と言うけど、
そこで「腰に鍼を打つ」鍼灸師は、患者の『ウケを狙っている』
とか言ってね。

つまり、腰が痛くなるには、さまざまな原因があって、
重いモノを持った時に起こるギックリ腰や
関節をささえる筋肉の衰えや、内臓の不調から来ている場合もあるし、
身体を診てみないことにはわからない。
腰が痛いから、腰に鍼を打てば治る、とか
そんな単純なものじゃない、と。

いつも、そーゆーことを言ってる先生なので、
おそらく、膝が痛いです、と言っても
「膝に鍼は打たなかった」と思うのです。

・・・って、足が痛くて自分が歩けなくなっていて、
いつもの鍼灸院まで辿りつけなかったんだから、
しょうがないですけどね。


で。
今回の結果だけ見て、
『鍼灸治療は痛風発作に全く効果がない』
という結論を出すのは短絡的と言える、と思います。

たまたま、私の場合は失敗しただけ・・・なのかな?

現に、痛風発作が起こった直前に鍼灸治療を受けたら、
痛風発作がその日に治まった、という人もいたですし。
話に真実味があったので、ホントの出来事だと思っています。


というわけで、
鍼灸治療が痛風発作に効果があるか、どうかは・・・ええと。

その人しだい?
ケースバイケース?
あるいは、鍼灸師の腕前による?

・・というわけで。




結論↓
「わからない」ということです。


ご清聴ありがとうございました。



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   『痛風 ねこきち
  http://e.gout.tokyo/


 
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