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ウイスキー プリン体
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「ウイスキーはプリン体の含有量が少ないから、
いくら飲んでも尿酸値は上がらない」

「ウイスキーはビールと違って、いくら飲んでも
痛風は出ない」

「ウイスキーは健康に良く、飲めば飲むほど痛風を改善する」



諸説・怪説、いろいろありますが、どれもマチガイ。
いえ、「ウイスキーはプリン体の含有量が少ない」ってのだけが、
正しい・・かな?

でもね。
プリン体の含有量は少なくても、
ウイスキーを飲みすぎると尿酸値は上がりますし、痛風発作も出ます。

プリン体が多い少ない、の問題じゃないんですよ。

ウイスキーに限らず、全てのアルコール飲料は、
体内に摂取されて分解されて代謝されると、
飲む量が多ければ多いほど、多くの尿酸を生成して、
結果的に尿酸値が上がります。

また、アルコール飲料を飲めば、乳酸という物質が作られ、
その乳酸が腎臓に溜まって、尿酸の排泄を阻害するので
血中尿酸濃度が上がるので、これまた、尿酸値が上がります。



しかーーーーーーーーーーーーーーし!



だから、といって、

「人生から
  ウイスキーを取り上げよう、というのか!」


 




私は若くして痛風になってしまったので、
私の時代(昭和ってこと)は、
痛風といえば「プリン体の多い食事を制限しなさい」
の一点張りでした。
痛風が「贅沢病」とか言われていた時代ですね。


で・・
病院の医師に命じられるまま、
食べたいものも食べず、大好きだった焼酎やビールも我慢し、
おいしいものは何も食べず(実は、ときどき食べていた)、
ふと、気がついたら、

「ああ!自分の人生って・・・これで、いいの!?」

窓に向かって、大声で叫びたいのだけど、
最近、自宅の窓を開けたら、向かい側の空き地に
いつの間にか「老人介護施設」のようなものができていて、
施設内が禁煙なのか、ベランダで職員がいつもタバコを吸っているので
窓を開けると、顔と顔がかち合う・・・って、
そんなことを書きたいわけじゃないんです。


痛風は痛いので、なるべく痛風発作が出ないように
対策したいとは思うけど、だからといって、
自分の人生から数少ない(?)楽しみを取り上げられてしまうなんて!

でも、まあ、ホントの酒飲みに
「あんた、痛風だから酒やめなさいよ」と言ったって、
誰が言うこときくもんですか。

隠れて飲みますよ、普通。






で、対策・・・のようなものはないけど、善処策。

●とりあえず、普段は飲んでも、痛風発作が出ている間は禁酒。
   せめて、痛風発作がある程度、治まるまでは我慢してください。


これは、もう守ってください。
どんなに好きでも痛風の間は飲まないようにしてください。
そんなに飲みたきゃ、飲めばいいですが、
地獄を見るのは自分ですし。


●尿酸値を下げる薬を毎日飲んで、ウイスキーも飲む。

これ、ねえ。
ホントは望ましくないんですよ。
尿酸値を下げる薬(フェブリク、ザイロリックなどの尿酸降下薬)を
飲んだら「薬飲んでるから大丈夫」
って感じで、飲みたい放題・食べたい放題しているっていうパターン。

でも、薬も飲まないでウイスキーも飲みまくるより、いいでしょ?
いや、まあ・・そうかもしれませんけど。


●週に2日間だけウイスキーを飲む。

休肝日ってあるでしょ。
ビールなどのアルコール飲料を一切飲まない日を
意識的に作って、自分の肝臓を休ませましょう、みたいな。

これは本当の意味で肝臓を休ませるには、連続して
48時間あけるのが望ましい、と言われています。
つまり、丸2日間、飲むなよ、と。
たとえば、月〜金までは呑んでも、土日は飲むなよ、と。

この逆をするんですよ。

月〜金までは呑まない。
そのかわり、土日だけ飲む。
飲むのは、たった2日間だけ。

なんで?
なんでって・・・痛風だから。
全く飲めなくなるよりマシでしょ?


・・・・・・・・・・・・。


・・・・というわけで、結局、対策らしい対策なんか、
何もない、ということ。

っていうか、本当の酒飲みは
どんなことをしてでも飲むので止めても無駄です。


それにね。
わからなくもないですしね。

朝から晩まで、一生懸命働いて、やっと1日が終わって
仕事帰りに、あるいは自宅で一杯飲む。

これが明日への活力。
ささかやな楽しみ。
これがあるから、明日も頑張れる。



なのに、痛風だからって、これを
取り上げてしまおうっていうの?


(心の叫び)


・・・というわけでね。

せめて、痛風発作の最中は飲むのを止めてくださいね。




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   『痛風 ねこきち
  http://e.gout.tokyo/



 

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