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痛風 夏
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夏は暑いです。
汗をかきます。
で、水分が汗というカタチで排出されます。

暑いので喉が渇いて、冷たい飲み物が飲みたくなって、
次々に水分補給をしますが・・・
汗も次々に出てしまいます。

さて、一年のうちで統計を取ると、
痛風発作の発症時期は圧倒的に「夏場」です。
暑い夏。

ちなみに時点は「年末年始」なんですけどね。

ついでにいうと、年末年始の痛風多発は、
宴会シーズンってことで、暴飲暴食が原因、
と考えられているようです。

忘年会、新年会で飲めや、歌えの大騒ぎ。

え?
飲んでなくても、歌ってなくても痛風は出るって?

いえ、まあ、その、統計の話ですから。
そーゆー人が多い傾向がある、というだけの話。


で。
じゃあ、夏場の痛風発作の頻発は何なんだ、と。

これは夏が暑くて汗をかいて、体内が水分不足になって、
その分、血中尿酸濃度が高くなるので、尿酸値があがる。
よって、痛風発作が起こりやすくなる・・
と言われています。

たしかに、その通りなんですけどね。
でも、実際には、そこに「腎臓の働き」が絡んでくるのです。
通風 汗


腎臓ってのはね。
どういう臓器なのか、イメージが沸きにくいかもしれませんが、
「血液から尿を作る」という働きがあります。

不要な老廃物を尿として体外に排せつする、ってワケですね。

で、この排泄される尿には尿酸が溶け込んでいます。

痛風の人は尿酸値が高い(尿酸値7.0以上)ですから、
もっと尿酸値を下げたい。

どうすりゃ、いいの?

そりゃあ、まあ、できるだけ血中尿酸濃度を下げれば良いわけで、
そのためには、血液中に尿酸がタップリあると、ちょっとマズイので。

血液中に飽和状態の尿酸があると、結晶化してしまいますからね。

尿酸が結晶化すると、どうして駄目か、というと、
尿酸結晶になって体内の関節などに沈着して、長い年月の間に
蓄積して痛風発作の原因となるから。

この「血液中に飽和状態の尿酸がある」ってのは、
具体的にどういう状態なのか、というと、それが
「尿酸値 7.0mg/dl以上」なわけで。

だから、尿酸値を下げましょう、さげましょう、と言われるわけです。


通風 夏


でね。
「夏場で暑い→汗をかく→体内が水分不足」

するとね。
人間の体としては「体内が水分不足」って状態は
あまり芳しくないのですよ。

人間の組成構成は「水」が大半ですからね。
カラカラになっちゃう。

じゃあ、どうしよう・・・ということで、
ここでね。
腎臓が排出する尿の量を調節し始めるのですよ。

つまり、汗がバンバンで出るのに、
尿もバンバン作って、どんどん排出してたら、どーなるのか?

そりゃあ、体内が水分不足にもなるでしょうよ。

これは、いかん。

腎臓で作る尿量を制限しよう→つまり、
「作る尿を減らす」わけで。


尿酸値はどうやって下げるの?
→血液中に尿酸が過剰になっているから、少しでも多く、
   体外に尿酸を排泄したい

→汗からは尿酸は出ないの?
→汗からは尿酸の排泄されるのは、ほぼゼロなので期待できない
→じゃあ?
→尿から、尿と一緒に尿酸を出すしかない(便も少しあるのですが)
→じゃあ、どんどん尿酸の溶け込んだ尿を作ればいいのね?
→ところが、夏場は暑いので、汗をかくので、
  体内が水分不足になってしまうので、腎臓が尿の生成量を制限してしまう

→ってことは?
→血液中に尿酸があまり減らない。過剰なまま。
→尿酸値が上がる

・・・・という感じですね。

そりゃあ、夏に痛風発作が多く出るのも
納得・・・って、ナットクしてる場合じゃない!


夏場は(痛風の人に限らずですが)水を多めに飲みましょう、とか
いうのは、そのあたりからも来ています。

でも、あまり多く水ばかり飲んでいると、
今度は腎臓に負担がかかるので、難しいところです。

少し多い目に飲む、程度が良いと思われますが、
なんにしろ、痛風の人にとって夏場は鬼門です。


くれぐれも注意してください・・・って、
んなこと言っても、出る時は出ますけどね。



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   『痛風 ねこきち
  http://e.gout.tokyo/

 
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