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痛風発作 夜
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「痛風は夜が痛い」
いえ、朝も痛いですよ。

この場合の“痛風”というのは、痛風発作のことです。


たしかにね。
痛風発作が発症する時刻、時間帯というのは、
圧倒的に「夜」が多いです。
あと「夜更け」「未明」・・とかね。

あっ!
来るな!?

痛風がやって来る直前は、自分でもわかりますからね。

いや、これは知らないうちに捻挫したんであって、
覚えはないけど無意識のうちに足をくじいたんであって、
住み慣れた自分の家で自分の部屋で、なぜか
気がつかないうちに躓いた(つまづいた)のであって、
これは痛風じゃないんだ、痛風のわけないんだ、
痛風とは違うぞ、痛風のハズがなかろう!!

・・・・というふうに自己暗示をかけるのですが、
自分がどう思い込もうが、容赦なくやって来るのが
痛風発作というものです。


でね。
筋肉痛とかでしたら、一晩寝たら、
朝になったら、痛みが引いたり緩和していたりすることが
多々、あるじゃないですか。

同様に、突然、原因不明に足が痛くなりましたが、
大丈夫だよ、きっと、これ、朝になったら、
すっかり痛みは なくなってるよ。

・・・・そう思って、寝て、起きて、朝になったら、
昨晩よりも、もっともっと酷くなっているのが
痛風発作の常。

・・・っていうか、明け方に激しくなる激痛で
目を覚ましたりね。

ああ、やっぱりか、って。
痛風が来たんだな、と。
 

通風 夜


なんで「痛風は夜が痛い」のか。

以前はね。
夜になると、1日の疲れみたいなものが足に来るので、
それで余計、痛風が酷くなる、というか、
夜に痛風が悪化するんだ、と思っていたんです。

でも、本当は体の構造上の問題というか、バイオリズムのような、
人間には目に見えないサイクルのようなものがあって。

人間は動物じゃないですけど、まあ、植物でもないので、
動物だと考えると、人間は「昼行性動物」なんです。

夜も働いている人もいますけど。
基本は、昼に活動して夜は休む(眠る)動物らしい。

具体的にいうと、人間は、昼間は
「交感神経優位」になって血管が収縮傾向になって
血流が悪くなり、夜間は「副交感神経優位」になって
血管が拡張傾向になって血流が良くなるから、なのだそうで。


この「交感神経優位」とか「副交感神経優位」とか、
これは何か。

これらは自律神経のことで、人間の体は
この「交感神経優位」の状態と「副交感神経優位」の状態が
交互に交代することで成り立っています。

自律神経というのは、当人が意図しなくても
勝手に体を司る神経。

たとえば、心臓の鼓動、とかね。
起きていても寝ていても勝手に動いてくれるでしょ。

自分の意志のチカラで
ドッキンドッキン、心臓を動かしている人は、いませんから。

これが自律神経。


通風 夜あけ


で、昼間の状態、「交感神経優位」というのが、
なんで「血管が収縮傾向になる」のか。

これはね。
太古の昔、人間が猿なのか、ヒトなのか、という頃の話らしいのですけど。

まだ、農耕民族になる前のニンゲンは、
生活の糧は狩猟(木の実の採取なども含む)だったのだそうで。

ところが、野生全開の山や野原では、
敵と遭遇することも数知れず。

それは獲物かもしれないですが、自分よりも強い敵かもしれない。
虎とか、狼とか、マンモスとか(知らんけど)。


で、ソイツらと出くわすと、瞬時に判断しなきゃならない。

そいつらを叩き殺して自分の食料にするのか。
あるいは自分がエサにされてしまいそうなので、速攻、逃げるか。

のんびり考え込んでいたら、逃げられてしまうか、あるいは
殺されてしまうか。

で・・
常に、体は臨戦態勢なわけで。

いつでも戦える状態ってのは、全身リラックスで、

ふにゃあ〜〜〜

・・・としていたら、ダメでしょう。


だから、昼間は「交感神経優位」なんですよ。

「血管を収縮傾向」、つまり、
体を緊張状態にして、いつでも活動しやすいように。
次の行動にすぐ移れるように。



ところが、人間、一日中、緊張しっぱなしでは、
いつか壊れてしまう。
やっぱり、抜くときは抜かないと。

というわけで、夜は「副交感神経優位」になって
血管が拡張傾向になるわけです。
リラックスするわけです。


夜なら、自宅の洞窟とかで

ふにゃあ〜〜〜

・・となってても、まあ、虎に食べられてしまうことはないでしょう。

とりあえず、焚き火が消えるまでは
穴に虎は入ってこないでしょうし。


通風 夜中


これがね。
昼間のストレスが強すぎて、
夜になっても緊張が抜けなくて、
昼夜のスイッチの切り替えというか、
「交感神経優位」と「副交感神経優位」の切り替えが
うまくいかくなると病気になったりするのです。
鬱病とかね。

でも、それらは別の話なので、また今度。
ここは痛風ブログですし。


で、現代の話ですが、
人間は昼間、働いていたのは、あれは
「臨戦態勢」だったわけですね。

職場で仕事する→実は「戦い」だったわけで。


夜の仕事の人の場合、夜勤って
起きているだけで「しんどい」と感じるのは、
昼間の睡眠は夜ほど深く眠れない、というのもありますが、
本来、人間は「昼間活動して夜は眠る」動物だから。

だから、「副交感神経優位」であるはずの夜に
「交感神経優位」の状態のときにするはずの仕事をするから、
余計、しんどい。

だから、バイトとかでも
夜の仕事は自給が高いですし。
関係ないか。


通風 翌朝


ちっとも、
「なんで痛風は夜が痛いのか」に話が到達しませんが・・
ええい、今度こそ。


人間の体というものは、
夜は、体が「副交感神経優位」の状態になって、
血管が拡張気味になって、血流が良くなります。

血流が良くなる、ということは、血液の流れが良くなり、
体にとっては良いことのはず。

だって、血液は
酸素や栄養分を体の隅々まで運ぶ役目をしてくれますからね。


なのに、何で血流が良くなると、痛風が痛くなるのか。


血流が良くなるのはいいですが、血液に含まれている白血球の活動も
活発化してしまうので、これが宜しくない。

白血球は、関節などに溜まりすぎて剥がれ落ちた尿酸結晶のカケラを
異物だと認識して攻撃開始してしまうので。

その白血球の「尿酸結晶の欠片攻撃」で
痛風発作の激痛が起こるので。


どういうことか、というと・・う〜ん。

たとえば、
家の中を裸足で歩いているとします。
自分の家ですから、いいんですよ、ハダシで。
靴下なんか、はかない。

ところが、尿酸値が長年、高かった人(尿酸値7.0以上)には
尿酸結晶の欠片があちこちに落ちている。

廊下とか。
自分の部屋とか。
トイレの前とか。

プラスチックの破片みたいな、尖ったヤツ。

これ、危ないよ。
足、怪我するよ。


で、白血球の登場。
白血球は、通路の掃除係。

なんで、こんなヤツが家の中にいるのかは、
ちょっとコッチへ置いておいて。


じゃあ、どうするの、ゴミを拾ってくれるの?

・・・と思えば、何と白血球は、
どデカいハンマーで、その尖った尿酸結晶のカケラを
力任せにブッ潰して回るのです!


痛いでしょ、そんなことをしたら!
危ないでしょ、そんなもん振り回したら!

そりゃ、まあ、尿酸結晶のカケラは潰れるかもしれんけど。

他になんか、やり方は ないの!?
やめて、痛いよ!!


・・・・それが、痛風発作のイメージ。


だからね。
経験則的に、なんとなく、
痛風発作は夜に痛いなあ・・と感じるのは、
間違いじゃなかったわけで。

でも、昼間も痛いのが痛風発作なんですけどね。
ついでに言うと、朝も痛い。

つまり、要するに「痛風発作は常に痛い」ということ。

それを言っちゃあ、身も蓋もないですが、
痛風は痛いのですから、しょうがないのです。



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   『痛風 ねこきち
  http://e.gout.tokyo/

 

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